今日は小4のR君の指導を行いました。
内容は2けた÷1けた、3けた÷1けたのわり算です。
まずは宿題の確認を行いました。
宿題はわり算の計算問題です。
余りを間違えているところが少しありましたが、基本的に良くできていました。
続いて文章題に取り掛かります。
最初はちょっと苦戦していたので手助けをしてあげました。
といっても、文章を読んであげ、
「どうしたらいいと思う?」
という問いかけをする程度ですが。
たったこれだけのことで、最初の問題は解くことができました。
1問解き終わると調子が出てきたのか、自信がついたのか、同じレベルの文章題を次々と解いていきました。
たまに手が止まるときもありましたが、その度に問題を読んであげたり、R君に読ませたり、文章中に出てくる数字が何か考えさせたり、どういう手順で計算していくといいか誘導したりとサポートをしました。
ズバリ答えや解き方を教えることはしませんでしたが、うまくいくようこちらから積極的に誘導はしていきました。
そのため、R君は
「自分の力で問題を解いている。」
と感じていたと思います。
問題を解けない現実を知ることも大切ですが、小学生の場合、厳しい現実を突きつけると勉強する意欲そのものを無くしてしまうので注意しなくてはいけません。
R君の場合は、いい意味で「勘違い」をさせ、「自分はできる」と思ってもらうほうが結果として良くなるだろうなと思い、今日はこんな指導をしました。
うまく誘導したのは事実ですが、それでも私の想定よりよくできていました。
「文章題って得意なの?」
と聞いてみたところ、R君は、
「苦手、だって文章読めないから。」
と言います。
R君のお母さんも、R君は文章を読むことが苦手だとおっしゃられていました。
私はR君に、算数の文章題を音読させることがあります。
漢字が読めないとかそういうことはありませんが、サーっと物凄いスピードで読んでいく傾向があります。
句読点があっても間を取りません。
「文字が目からは入っているけれど、何が書いてあるのか情報をきちんと読み取っていないのかな。」
ということは気になっていました。
なので、私が問題文を読んであげるときは、数字のところだけややゆっくり、声を大きくして読むなどして必要な情報が入りやすいようにしてあげました。
もしかしたらこれが功を奏したのかもしれません。
最後のほうにあった問題はさすがに苦戦していましたが、線分図を描いて説明をしていると、途中で気が付いたようで、自分から計算を始めていました。
R君はもともと計算力に優れているので、これをうまく活用できればかなりの成果を上げることができます。
そして成果を上げたときはとても上機嫌になってくれます。
これが次への活力になるので、うまく指導をしていきたいと思います。
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