今日、新中1になる D 君に数学の指導をしていました。
D 君は今、「正の数・負の数の減法(ひき算)」に苦戦しています。
5-(+6) や 2-(-3)といった計算が何をやっているのかこんがらがってしまうようです。
「ー(+6)っていうのは、『プラス6を引く』ということだから、普通に『6を引く』って考えればOK。」
「ー(-3)っていうのは、『マイナス3を引く』ということで、これは『3を足す』と同じだから、答えは2+3と同じになる。」
「足し算は数直線上で右に移動すること、引き算は数直線上で左に移動することだから、数直線をイメージして(または描いて)考えればわかるよ。」
と、やり方の手順を教え、これに従って問題を解いてみるよう指示をしました。
しかし D 君は、言われた指示を無視し、正しい手順を経ることなくパッと答えを出してしまいます。
正答率は50%ほどでした。
「言われたことを守って問題を解いてほしい。手順通りやって間違えたり、わからなくなるのは別にいい。何度もやっていればやり方が身についていくから。」
「ただ何となく、適当にやって答えを出すんだったら、それは勉強じゃくてギャンブルだ。コインやさいころなんかを投げて、出た数字を答えにすることと変わらない。そんなことを何回やっても絶対にできるようにはならない。」
私はちょっときつく、こう注意をしました。
その後も D 君は何度か間違えました。
その都度私は、間違えた問題の正しい解き方を同じ手順で教えました。
手順が統一されていると、どうやるのか何となく見えてきますからね。
最終的に D 君は、8割以上は正解できるようになりました。
途中で、
「言われたようにやればできるんだ。」
という実感を持ってもらえたことがこの結果につながりました。
数学・算数は、手順を守ってやることが大切であることを、この D 君の指導で再確認しました。
伸び悩んでいる人は、この「手順」を意識してみてはいかがでしょうか。
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