今日、私立中受験を考えている小５の女の子の体験授業を実施しました。
既に大手の塾に通っている子なのですが、どうも算数と国語が伸び悩んでいるということでお問い合わせをいただきました。
とりあえず現在使っている教材を見せてもらい、その塾でどんな指導をされているのか簡単な聞き取りを行いました。
そして、既に習った分野を一つ取り上げて、理解度がどの程度なのか確認をしました。
（今日指導をしたのは「算数」です。）
計算の書き方など、基本的なことはできていたのでしっかり勉強に取り組んでいるのだということはわかりました。
ただ、塾で教わったことが身についているかといえば、あまりそのようには感じませんでした。
見せてもらった教材の例題に問題の解き方などは書いてあったので、
「これ、どう考えて問題を解いているかわかる？」
と聞いてみると、あまりピンときていないようでした。
ポイントを説明してから問題を解くよう指示をすれば、それなりに問題は解いてくれます。
決してできないというわけではないのです。
先生がある単元の解説をするとき、その単元では何をやろうとしているのか、どんなことをマスターしてほしいのか、必ず「意図」があります。
これを読み取ることができれば、数学というのは同じ手法を使いまわしていることが多いので、解ける問題がどんどん増えていきます。
私はこれを読み取れるようになってほしいなと、授業を通じて感じました。
本当はその塾で使っている板書ノートも見せてもらった方が良かったのですが、それを持ってくるようには私が言っていなかったので、先生の「意図」を、より詳しく伝えてあげることができませんでした。
これは私の配慮が足らなかったですね。反省すべきところです。
ただ問題の解き方を説明するだけでなく、この「意図」を読み取れるようになって、ノートを見直しすることで自分で復習ができるようになってもらいたい。
私はこう思っています。
（自分でやれることを増やさないと、塾でしか勉強できなくなってしまいますからね。）
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