今日の授業である生徒(H君)に、
「勉強できる人って、ノートに線を引いてつくったスペースにいろいろ書いたりしていると思うんですけど、これやったほうがいいですか?」
と聞かれました。
どこで聞いてきたのかわかりませんが、こういうのってよくありますね。
「東大生のノート術」みたいなものが本屋では売られていますし、今ならネットで探し出すこともできます。
「勉強できる人のノートってそうなってることよくあるけど、形だけまねても駄目だよ。」
そう言って私は、
「さっきH君が言ったようにノートを書いている人って、どうしてそういうノートにしているかわかる?」
「あとから振り返ってみて、自分は何が分からなかったのか、問題を解くためのポイントは何なのか、といったことが一目でわかるように書いているんだよ。」
「つまりこういう人たちは、自分の弱点や解法のポイントをまとめたり、定期的に復習をするっていう習慣がついている。これが大事なんだよ。」
「言い換えれば、自分の弱点や解答のポイントがうまくまとめられるのであれば、ノートの取り方は自分のやり方で構わない。」
「逆に、ノートの書き方だけそっくりまねても大切なポイントを落としているのであったら何の意味もないよ。」
「『こういうノートにすれば絶対成績が上がる』っていう方法が本当にあるのなら、塾なんか無くなっているからね。」
といった話をしました。
方法論はあくまで方法論でしかありません。
大切なポイントを見失わず、地に足の着いた勉強をしいけるよう指導していきたいと思います。
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