成績を上げるためには反復練習が欠かせないのですが、中学生はこの反復練習が苦手です。
・「〇〇をやりなさい」と指示をすればやってくれるが、「やっただけ」となる。
・1度やったものを見直すよう指示すると本当に「見ているだけ」。
・「復習しなさい」と言うと、「ワークに答えを書き込んだからできない」と言う。
・反復練習を前提としない学習計画を立てるので時間が無くなる。
こういった生徒の反応を、何度も何度も見てきました。
そんなことを感じながら、どう勉強させたらいいか、テスト対策を実施するときには気を付けています。
社会の勉強を始めるとき、まだまだ教科書の内容が頭に入っていない生徒が多くいます。
本当は教科書をしっかり読んでからワークの問題を解いてほしいのですが、そうすると教科書を読むのにやたら時間がかかってしまいます。
(「教科書を読む」という行為は簡単にサボれるので集中力の維持が難しい。)
仕方がないので、
「教科書を見ながらやってもいいけど、1回目はノートにやって、その後になにも見ずにワークにやって。」
と指示をしました。
このほうがスピードが上がり、勉強が苦手な生徒でもそう苦労することなく2回やることができます。
さらに、生徒が答えを書き込む前のワークをコピーしておいて、
「コピーを用意しておくから、できたらもう1回やってみてね。」
と、勉強開始時に生徒に言っておきました。
これで、
「3回やるんだ」
と意識させておいたわけです。
昨日あたりから3回目に取り組んでくれている生徒が多くいます。
この調子でがんばってもらいたいです。
他教科でも似たようなことをしています。
数学では、各生徒が間違えた問題を私がチェックして、間違えた問題だけを集めたA4のプリントを用意しています。
表に2題、裏に2題、1枚当たりの問題は4題とかなり少なくしています。
一度にたくさんの問題を見せると、
「まだまだこんなにやらないといけない。」
と感じてやる気にマイナスの効果が出てしまうため、このような措置をとっています。
サクサク進んでいくので、
「結構やったな」
と感じてくれる生徒が多くいます。
英語の反復練習は社会と同じようにワークをあらかじめコピーしておき、もう一度解いてもらうということをしていますが、穴埋め形式の小テストを何回か実施しています。
ワークだけやっているとどうしても漏れてしまう語句が出てきますからね。
綴りがしっかり書けるか確認しておかないといけません。
テスト対策を行うときに配慮することをまとめてみると、
・具体的な指示をする。
・アウトプットがわかりやすい勉強をさせる。
・一度にやる量は少なくする。
・初めに勉強の全体像を意識させる。
といったことになると思います。
こうやって書いていると、「マネージメントとは・・・」のような、ビジネス書に書いてあることと同じようなことを言っている自分に気が付きます^^;
生徒を指導することと部下を指導することって、きっと似ているんでしょうね。
中学生と接していて私は思います。
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