英語がよくできる高校生はたくさんいると思います。
部活と勉強を両立させ、英語を得意としている高校生もたくさんいるでしょう。
部活を「野球部」に限定したらどうでしょう。英語が得意な生徒もいるでしょうが、大分数が減ると思います。
さらに、「本気で甲子園出場を目指して練習している野球部員で、英語が得意な生徒」としたら、かなり数が絞られてくるんじゃないでしょうか。
昨日の授業で、高2の L 君と進路についての話をしていました。
L 君はずっと将来は英語を活かした仕事をしたいと言っています。
そして L 君は勉強だけでなく、部活(野球)も一生懸命取り組んでいます(名古屋市内の強豪校に在籍)。
「スポーツを一生懸命やっている人って、例えば怪我をしたスポーツ選手の気持ちがよくわかったりするんだよね。」
「僕が以前教えていた野球部の生徒で、スポーツでケガをした人のリハビリなんかに携わりたいって言って理学療法士になれる大学を選んで進学した子がいた。」
「同じ理学療法士でも、他に何をやっていたか、何ができるかによって違いが出てくるんだよね。」
「ところで L 君は、食事には気を付けている?」
「はい、炭酸飲料やお菓子なんかは食べないようにしています。」
「へえ、すごいね。スポーツに関連したことでいえば、管理栄養士なんてのも面白いと思う。スポーツ選手を食事の面からサポートできるしね。」
「他にはトレーニングの科学を研究するとか、まあ、僕が理系人間だから理系のことばかり言っちゃうけど、単に専門分野に通じているだけじゃなく、プラスアルファがあると個性を生かせると思うだよね。」
「L 君もそれだけ野球をやっているんだから、それを活かした英語の道に進むのも考えてみると面白いと思うよ。」
さらに話をつづけて、
「松岡修造っているじゃない。僕はあの人のスポーツ選手へのインタビューを見ていて『さすが元スポーツ選手だなあ』って思うことがある。」
「普通のキャスターに比べてやっぱり選手の気持ちがわかるからなのか、いいことを聞いていることがあるんだよね。」
「インタビューでもスポーツをやっていたかどうかが出てくるわけだし、L 君が一生懸命野球をやっていることはきっと何かのプラスになると思う。」
といった話をしました。
話をしている中、L 君からいくつか質問を受けたのでそれなりに響く話ができたんじゃないかなと思っています。
専門とすることにプラスアルファで何かの技能を持っていると、他の人にはできない何かができる。
その貴重な「何か」を持っている L 君。
彼が望み通りの進路に進めるよう、しっかりサポートしていきたいと思います。
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