今日で冬期講習が終わります。
講習中は普段よりも授業と授業の間隔が短かったため、それぞれの生徒が、
・どんなミスをしやすいのか
・どんな時によくミスをするのか
・どこでつまずきやすいのか
・どんな問題に時間がかかってしまうのか
という、どんな特徴を持っているのかが如実に表れました。
例えば、英語の苦手な中学生であれば、
1.「三人称単数現在の扱い」、「単数と複数の扱い」、「現在形と過去形の見分け」、「否定文・疑問文の作成」といったことに対して注意力が足りていない。
2.「不定詞」のようにある文法項目を学習する単元では「不定詞」についてはもちろん注意するが、その場合、1.のような英語を考える際に常に注意していなければならない点に意識が向かなくなる。
3.問題演習をする時は文法項目に注意することはもちろん、1.のような点に注意して、ミスすることなく解答できるかという練習する必要があるが、これができない(「うっかりミス」として片付けてしまう)。
といった特徴が冬期講習中に見られました。
普段の授業では学校の授業が進んでいるため、新しい内容を習得することを優先して指導しています。
そのため、「どんなミスをしやすいのか」「どんな時によくミスをするのか」・・・といった生徒の特徴は、(普段の授業でも見られますが)季節講習中のほうが顕著に表れます。
そして、私は思うのです。
定期テストの直前では、新しく習ったことを習得しなければいけないので、「三人称単数現在の扱い」、「単数と複数の扱い」、「現在形と過去形の見分け」、「否定文・疑問文の作成」といった既に一度やった内容のおさらいは、どうしても優先度が下がってしまう。
さらにこれらの間違いは、「ちょっとsを付け忘れただけで理解していないわけじゃない」、「過去形になっていることを読み飛ばしてしまったけれど言わてすぐわかったから大丈夫」というように、「ただミスをしただけ」と軽く流される傾向がある。
よく生徒たちは「うっかりミス」などと言うが、これには
「テスト前には新しいことをやらないといけないから、これまでにやったことの復習までやる余裕はない。だからやれなくても仕方がない。」
という意味が込められているのではないか。
新しいことを習得していくことの重要性を否定するつもりはないが、一度やった内容できちんと身についていないことをそのままにしておいていいわけではない。
これは絶対に何とかしなければならない。
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冬期講習を通じて感じました。
生徒の特徴はよくわかっているので、これを1つずつ練習で解消させていけばいいわけなのですが、問題はどう練習させるかです。
「ミス」でしか間違えないような基本的な問題を使って練習した方がいいなあ。
「1冊やり切った」という達成感が得られるよう薄いテキストでやりたいなあ。
集中力を切らさないよう細かくチェックしてあげないといけないなあ。
それなりの演習量・演習時間を確保しないといけないなあ。
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どんなふうにやったらいいか、お正月の間考えていました。
時間のある土曜日にこれまでの内容の復習をする、いわゆる「補習」をやれないかなと考えています。
その補習では英語の音読練習もプラスして・・・。
考えがまとまったら、生徒と保護者に告知して実施していきたいなと思っています。
「こんなことをやってみたいなあ」と思ったら、それをすぐに形にして実行することができる。
個人塾の強みであり、やりがいのあるところだと思います。
「生徒のためと思ることをすぐに実現できるフットワークの軽い塾でありたいな」
この冬期講習で感じました。
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