今週、何人かの中学生に英語の音読練習をさせてみました。
やることはいたってシンプル。
教科書の基本例文や塾で使っているテキストに載っていた短文を写真のように大きな紙に書き出し、何度も繰り返し読んでいくという練習です。
（左側には英文、右側には日本語訳を書いています。）
何度も練習し、スラスラと言えるようになることを目指して頑張ってもらいたいと思っています。
どうしてこんなことをやろうかと思ったというと、きっかけは中学生の定期テストです。
「過去形と現在形を間違える」「三単現のｓを付け忘れる。」「単数形と複数形を間違える。」「前置詞を間違える。」といった、基本的なミスがなかなか減らない。
理屈はわかっていても、いざテストになるとこういったミスをたくさんしてしまう生徒が多いのです。
これをなんとかしたい。どうしたらいいだろうかと考えました。
ミスを改善するために、私は「細かい点を気にする癖付け」と「慣れをつくる」の２つをやろうと考えました。
細かい点を気にする癖付けは、短い練習を何度も繰り返し、フィードバックを得る回数を増やすことで行います。
慣れをつくるのも同様です。反復練習の回数が大切です。
そこでやってみようと思ったのが音読です。
音読でしたら細かいところをチェックしながら書くより素早く何度も練習することができます。
試しに授業でやってみたのですが、生徒の反応はなかなか良好です。
まず、細かいところまで気にしきれていなかったことに気が付いてくれました。
そして正しく言えなかったとき、本当に悔しそうにしてくれます（一生懸命やっている証拠です）。
さらには普通に問題演習しているときと比べ、集中力が持続しています。
ちょっと複雑かなと思った英文も、繰り返し音読することで言えるようになったものがたくさんありました。
生徒の反応がなかなか良かったので、しっかり時間を取って音読をすることにしました。
取り合えず明日と２２日の２回の土曜日。
１・２年生を対象として音読をすることを生徒に伝え、（植田中生の）保護者にも連絡をしてみました。
（だいたい好意的な反応をいただいています）
うまく形にし、今後も継続していけたらと考えています。
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