【高校生指導】生徒と一緒に受験を考えていく

高2の L 君が、月曜に進路希望調査を学校に提出しました。

(正確には部活の顧問らしいですが。)

今日はこの L 君が志望校を決める過程と、今後の勉強について私が行った提案について紹介したいと覆います。

 

L 君はずっと、「大学で英語を勉強したい」「英語を身に付けて海外で働きたい」ということを言っていました。

ただ、それ以上具体的なことが無かったので、志望校を選ぶ決め手がなかったようです。

そこで先週私は、

・英会話スクールなどでなく、大学で英語を学びたいのは理由は何か。

・英語を学んで海外で働きたいのはいいが、具体的に何をしたいのか。

・英語を言語として学びたいのか、英語を通じて英語圏の文化を学びたいのか。

といった観点から考えてみるといいことをアドバイスしました。

そうすることで同じ英文科でも違いがあることに気づき、自分に合ったところを選べるようになると思ったからです。

さらに、

「大学だけでなく大学院のホームページを見て、各研究室の教授の専門が何かを見ていくともっと違いがよくわかるよ。」

ともアドバイスしました。

そして週末、L 君は自分なりに考え、月曜に進路希望調査を提出しました。

 

そして昨日、L 君が決めた志望校をもとに、これからどう勉強していくのかを2人で話しました。

(ちょうどテストが終わったところで時間もあったので)

L 君は最初、付属大学の内部進学を希望していたのですが、今は県外の公立大学をいくつか志望校に挙げています。

しかし、まだ受験勉強のことについてはほとんどわかっていないようで、

 

「国公立ってどれくらい勉強しないといけないんですか。」

 

と聞いてきます。私は一般論として、

 

「第一志望に合格する人は、高2の冬休み前後から本格的に勉強し始めている人が多い。」

と伝えました。さらに L 君は、

 

「何をすればいいんですか。」

 

と聞いてくるので、

 

「受験科目はわかっている?」

 

と私が確認します。L 君はよくわかっていませんでした。

これからの勉強計画を考えるために、この場で試験科目を調べることにしました。

L 君の志望校以外に、近隣の私立大学も調べてみたところ、

 

・英語と国語が必須、地歴公民数学から1つの3教科入試(センター含む)。

・配点は英語が過半数であり、国語・地歴公民数学の配転比率は低い。

・数学はⅠAまでで受験できるところが多い。

 

ということがわかりました。

この事実を知った L 君は、

 

「学校で来年度の総合科目で数学を選んだんですけど、英語に変えた方がいいですか?」

 

と聞いてきました(総合科目は数学・英語・国語から選んで受講できるそうです)。

まだ変えられるのであれば英語を選んだほうが良さそうなので、そう答えました。

L 君は英語より数学が苦手なので、塾での指導もこれまでは数学メインだったのですが、今後は変更していった方がよさそうです。

(これまでは内部進学のことを考え、学校の成績優先で苦手教科の指導を行っていました。)

何からやったらいいか、今後のことを考えるためにも、

 

「センターの過去問をやってみようか。それでこれからの学習計画をしっかり立てよう。」

 

授業の最後にこう締めくくりました。

 

今の時代、インターネットというのは本当に便利です。

この日は L 君と一緒にタブレットを使って大学の特徴や入試科目を調べていました。

やろうと思えば L 君も一人で色々調べられるのだとは思いますが・・・、ちょっとしたコツというか、うまい使い方をよくわかっていませんでした。

私にできて L 君がうまくできないのは、私が様々な経験をしてきたからであって、まだまだこれからの高校生は、こういった受験などを通じていろいろ学んでいくのだと思います。

受験が終わったころ、L 君は飛躍的に成長していると思います。

L 君の成長する過程をしっかり見届けさせてもらおうと思います。

 

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