今日、少し早めに塾に来て事務仕事をしていたら、愛知県豊明市にある星城中学校の先生がパンフレットをもっていらっしゃいました。
近くを通りかかったら塾ののぼり旗に気が付いたようで、「こんなところに塾があったのか」と、突然の訪問でした。
(そういえば以前、聖霊中の先生もパンフレットとポスターをもっていらっしゃったことを思い出しました。)
中学受験にしろ、それ以外の受験にしろ、受験校を決めるのは生徒自身です。
営業されたからといって私がその学校を受験するよう促すことはありませんが、情報を知っておけると進路指導の時などに重宝します。
わざわざお越しいただき、とてもありがたいです。
火曜日の授業のことです。
高2のW君に数学の指導をしていました。
W君は前回の授業からずいぶんと問題集を進めていました。
最初にW君の質問に答えた後、前回の授業で教えた問題(数Ⅱ:微分)ができるかどうかチェックしました。
問題集の中から私が問題をいくつか選び、W君に解いてもらったのですが・・・
ほとんど正解することができませんでした。
W君は数学に苦手意識を持っています。
数学には結構時間を割いて勉強してくれていますが、この日の授業のように間違いを繰り返してしまいます。
「数学には自信が持てません。」
「どうやったら自信ってつくんですか。」
W君は言います。
W君は部活動で野球を頑張っている生徒なので、野球に関連付けて話をしました。
「いざというとき、自分は絶対にやれる、ミスなんかしないっていう自信が持てるかどうかは、どれだけ練習したかにかかっているんだよ。」
「打球の落下点にどう入るか、飛んでくるボールをどう捕るか、理屈でわかっていても練習していなければ体は動かない。」
「だから基本動作を繰り返し練習して体に覚えさせる。それも意識しなくても自然にできるレベルに。スポーツ選手ならみなやっていることだと思う。W君だってそうやって練習しているでしょ?」
「自分はこれだけ練習したからできるはずだ。これが自信だからね。」
「勉強も同じで繰り返し練習しないと自信はつかない。今間違えてしまったのはいい。これは練習だから。大切なことはこれで終わりにするんじゃなく、ここから繰り返し練習することだから。」
W君は「はい、わかりました。」と力強い返事をしてくれました。
これからもがんばって勉強してくれると思います。
中学生に比べれば高校生は勉強のやり方が格段に良くなってはいます。
ただ、繰り返し練習することに関してはやや甘いところがあり、「やってできたつもりになっている」ところがあります。
質問するなどしてわからないところを解消している生徒ほど、「やったつもりになっている」傾向が強く、なまじ理解だけはしているので「どうしてテストでできないかわからない→自信が持てない」となっています。
(W君も質問は積極的にしてくる生徒です。)
また、一度やった問題をもう一度解くより、理解だけはしておいて解いていない問題をより多く解きたいという衝動に駆られてしまうんですよね。
努力の向きを正しい方向へ修正し、成果を出せるよう導くことは指導者に課せられた使命だと思います。
肝に銘じて指導に当たっていきたいと考えています。
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