10/29(月)~11/3(土)の一週間、塾をお休みさせていただきます。
お電話にも出られません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
今日は午前中に植田中2年生のS君の体験授業を行ったので、これについてブログでお話ししたいと思います。
S君は既に塾に通っている生徒ですが、家からやや遠いこと、最近成績が伸び悩んでいることから塾を探していたそうです。
特に数学と英語が苦手とのこと。
前回のテストと学校で使っているワークを持ってきてもらい、これを使いながらいろいろな話をしようとしたのですが、運が悪かったことに、英語のワークは学校に提出中。
今回は数学について、いろいろと話をしました。
まず私はS君のテストの点数を確認し、ワークにザッと目を通しました。
ワークはきちんとできています。いや、でき過ぎています。
S君のワークにはほとんど丸がついていました。
これだけできるのであったら、テストの点数はかなりいいはずです。
そこで私は、本当にワークの問題ができるのか、確認を行いました。
その際、改めてテストの問題とS君の答案を見せてもらいました。
私はS君がテストで正解している問題を一つ選び、その類題をワークから探しました。
ワークで見つけた問題、S君は〇をつけています。
「ちょっとこれ解いてみて。」
私の目の前でS君に解いてもらったところ、これは難なく正解。
続いて私は、S君がテストで間違えている問題を一つ選び、その類題をワークから探しました。
ワークの問題見ると、S君はこれにも〇をつけています。
これはちょうどいい。私はそう思い、
「これも解いてみて。」
こう言ってまた、S君に解いてもらいました。
案の定、これは不正解。
S君は、「習ったばかりの時だったからできたんですけどね。忘れちゃいました。」
こう言います。
「そうか、わかった。じゃあ次、これを解いてみて。」
その後しばらく、チェックを続けました。
・
・
・
テストで間違えた問題(基礎~標準レベル)と同じ問題をワークから5問ほど探したところ、S君のワークには全て〇がついていました。
そして、目の前で解かせてみると、S君はその全てに不正解。
私はこれで確信しました。
「ワークの問題やるときどうやってやっている?」
「教科書を見ながらやったり、わからないものは先生に聞いてやりました。」
思った通りです。
ここまでやって、私はS君に言いました。
「ワークの問題で、教科書を見ながらやったり人に教えてもらいながらやったもの、つまり、自力で解けなかったものはテストでも間違えちゃうよ。」
「自力でできなかったものに〇をつけてしまうと、自分の弱点がわからなくなっちゃうからしっかり勉強ができなくなっちゃう。」
「教科書を見ながらやるのはダメだけど、見てからやるのだったらいい。最初に教科書やノートを見直し、わからなかったらその時点で先生に聞いて、それからワークは何も見ずに、自力で解くようにしよう。」
「わからなくて人に聞いちゃった問題は、ただ丸にするんじゃなく必ず目印になるチェックを入れておいて。そうすれば後から復習できるから。」
「自力で解けなかった問題を明らかにし、それを何度も繰り返し練習して解けるようになれば、テストの点数は絶対に上がるから。」
短い時間ではありましたが、私が伝えたかったことは全て伝えることができました。
英語についても日を改めて、勉強のやり方(ワークのやり方)の話をすることを約束し、授業を終えました。
本日の体験授業が終わってから、お母様にはお電話でお話をしました。
自力で解けない問題に〇を付けていたこと、自力で解けなかった問題はやはりテストでも間違えていたこと。
これを伝えたところ、思い当たる節があったようで、「やっぱりそうでしたか」という反応でした。
S君は勉強のことをあまりお母様に話したりしないそうなのですが(この時期の男の子としては普通)、そこはやはり親、ちゃんとわかっていたのだなと、私は感じました。
お母様からS君のことを「積極的に質問できたりはしませんが、言えばやる真面目なタイプです。」と聞いていましたが、まさにS君はそういうタイプで、随所に真面目さを感じました。
きちんと私の話を聞いてくれましたからね。
これならきっと学力は伸びるであろうと感じています。
最も、入塾するかしないかはS君とお母様が判断することです。
私は残された英語の体験授業をしっかり行うだけです。
2学期期末テストまではあと1カ月ほど。意外と時間がありません。
英気を養い、また、しっかり指導をしていこうと思います。
—————————————-
こざかい学習塾
〒468ー0051
名古屋市天白区植田3丁目1505
OMレジデンス植田1階
TEL 052-846-3222 FAX 052-846-3233
web https://kozakai-juku.com/