【小学算数】単元テストに向けた勉強:小学生Zさんの場合

今日はいい天気でしたね。

ここ最近天気が悪く、延期していた体育祭を今日実施したという高校生が塾に来たんですが、見てみると全身を真っ赤に日焼けしていました。

日差しの強い一日でしたからね。ご苦労様です。

 

ここ最近は中高生のテスト対策のことをたくさん紹介してきましたが、今日は小学生のテスト対策について。

2学期も始まってもう1か月、そろそろ単元テストを行う小学校のクラスもあります。

今日授業に来ていたZさんから、2週間後くらいに単元テストをするという話を聞きました。

単元は「計算の順序」です。

かけ算・わり算はたし算・ひき算より先にやる。かっこがあったら最初に計算する。っていうあれです。

一度わかってしまえばどうということはないんですけどね。

習い始めのころはつい前から計算したくなってしまいます。

翔のZさんもその1人です。

 

あまり算数が好きではないZさん、計算が込み入ってくると「よくわからなくなっちゃった」と投げ出してしまうクセがあります。

最初のころは、途中式の書き方を一つずつ教えました。

私「まず最初にどこから計算する?」

Zさん「このかけ算から。」

私「じゃあ、かけ算だけ計算しようか。あ、“=″はちゃんと書いてね。それとかけ算以外のところも式には全部書く。“=″って、前の式と次の式が等しいって意味だから。」

(式を書くZさん・・・。)

私「かけ算が終わったね。じゃあ次はどこを計算すればいいかわかる?」

Zさん「たし算とひき算だから前からやればいい?」

私「そうそう、もうOKだね。じゃあやってみて。」

 

こういったやり取りを何度も何度もやりました。

初めのうちは一つずつ一緒にやらないとできなかたZさんですが、そのうち自分一人で最後まで解けるようになりました。

それでも間違いは良くしてしまいます。

そんなとき私は、

「間違えちゃうのは別にいい。繰り返し練習すればいいだけだから。ただ、式を書かずに計算していい加減に答えを出すのは絶対ダメ。適当なやり方で計算しちゃうのだけは許さない。」

Zさんの計算式を見ながらこう話します。

すると変化が起きてきます。

最初はからっきしできなかったZさんですが、今では80%くらいはできるようになりました。

式をきちんと書くようになったことで、Zさんの理解はかなり深まってきました。

この調子なら単元テストでいい結果を出せるのではないかと思います。

 

「今度テストに向けて特訓をやろう。」

Zさんに言いましたが、さすがにそれは嫌そうにしていました。

まあ小学生ですしね。普通の反応です。

嫌だ嫌だというZさんですが、ちゃんと話せばわかってもらえると思っています。

また日を改めて説得しようかなと思っています。

 

 

ちなみに今日、小学生のZさんが勉強している横で、ある高校生のA君が数Ⅲの微分をやっていました。

公式やらグラフやらを書きながら説明していたら、ホワイトボードが式でいっぱいになりました。

※イラストはイメージです

 

それを見ていたZさん、「何なのか全然わからない」と言っていました。

もちろんわからなくて当然なんですけどね。ただ、高校数学の式を気にしてくれたことがうれしくって私は思わず、

「大丈夫だよ。こっちのお兄ちゃんもわかっていないから。Zさんも高校生になったらがんばってね。」

と言ってしまいました。

(A君をオチに使ってしまいました。まあZさんのためということで・・・。A君ごめんなさい)

 

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