「いい勉強のやり方」というのは「生徒が自分でできるやり方」でないと意味がありません。

今日は塾に来てからまず玄関の掃除をしました。

ドアを拭き、玄関前の掃き掃除、マットの清掃をしたのですが、たったこれだけで汗がしたたり落ちてきました。

日なたに出たわけではないのにこの始末です。本当に暑いですね。

 

 

夏休みももう折り返し地点です。中学生のJ君は学校の宿題をコツコツ進め、もう間もなく終わるところまで来ています。

宿題が終わる目途がついたので、徐々に復習をするようにしています。

今日の授業では、これまでに間違えた英語の問題について復習を行いました。

 

復習の方法はいたってシンプルです。

宿題のワークからJ君が間違えた問題を私がピックアップ。

穴埋め問題、選択問題、並び替え問題、英作文 と、いろいろな種類の問題がありますが、これを全て英作文の問題に変えます(私が全て問題文を和訳します)。

こうしてできた英作文問題をJ君に解いてもらい、完成した英作文は私が添削します。

 

夏休みの初めのほうにやった問題は、ちょうど今頃になると忘れているものです。

思ったよりも間違いが多かったことに、思わずJ君も苦笑いしてしまいました。

(全て英作文にしたので当然難易度も上がっています。それに、今日やった問題は「一度間違えた問題」ばかりなので間違いやすいものばかりなんですけどね^^;)

でもここからきちんと対策していけば間違いなくできるようになります。

今は忘れていることに気付くことが大切です。

 

そして、もっと大切なことがあります(一番大切と言ってもいいかも)。

私はJ君に話しました。

 

今日は僕が英作文の問題を作ってやってもらったけど、これ、たぶん自分でもできると思う。

これから問題集を進めていってそこを復習するとき、今度は自分で問題を作ってみてほしい。

自分でできるようになれば塾で授業を受けなくてもしっかり勉強できると思う。

いきなりやるのは難しいと思うからいろいろとサポートはする。

日本語訳が作れない問題があったらそれはきちんと教えるから大丈夫。

そして最終的には自分の力で勉強できるようになってほしい。

 

私は授業でなるべく「勉強のやり方」を教えるようにしています。

そして私は「生徒が自分でできそうな勉強のやり方」しか教えません。

いい勉強のやり方があったとしても、生徒が自分でできない方法であったら意味がないと私は考えます。

指導者がいると効率の上がる勉強法もありますが、こればかりやっていると家で一人で勉強することができなくなってしまいます。

となると塾で授業を受け続けるしか勉強できなくなってしまいます。

これって目先のテストならともかく、長い目で見て(特に社会に出て)マイナスだと思いませんか?

生徒には「自分で勉強していく力」を身に付けてもらいたいと思っています。

 

自分で勉強する力が備わったとき、「もう一人で勉強していけるから塾辞めます。」となるかもしれませんが、それは喜ぶべきことなのではないか。私はこう考えています。

塾を必要としない生徒が辞めていけば、きっと次の塾を必要とする人が来てくれるのではないかと思うからです。