日曜のことですが、ホームページからメールでお問い合わせを頂き、医学部の再受験を考えているという社会人の方(女性)でした。
メールでのお問い合わせの内容は、医学部入試の数学と化学の指導が可能かどうかということだったのですが、そもそも現在の学力はどの程度なのか、今年度の受験を考えているのかどうか、志望校はどこなのか等の状況が分からない状態では何とも具体的な対応やアドバイスができませんので、お電話を差し上げていろいろと伺いました。
お話を伺ってみておよそのご希望はわかりました。
国立大の医学部を目指しており、主に数学の指導を希望(化学は得意なので少し質問に答えてほしい程度)、今年度の受験を考えているということでした。
およその学力もお電話で教えていただいたのですが、今年度受験をされるということなので急ぎ、さらに細かいことを伺いたかったので、急ではありますが本日塾にお越しいただくことになりました。
現在使用している教材も持ってきていただけたので、具体的なお話までさせていただくことができました。
この方が現在勉強に使用されている教材は、この方に適切な内容なものなので、これを続けていけば大丈夫なこと。
しかしより効率を高めるには今の段階で過去問を解いたほうが良いことなどをご説明しました。
(教科書レベルの学習を終えている人は指導者と一緒に過去問を解くと受験のゴールが見えるようになるので勉強の意欲と効率が上がります。)
私の話をメモを取りながらしっかり聞いてくれるその姿が印象的でした。
取り出したメモ帳が私の使っているメモ帳と同じだったことも印象に残っている一因です^^;
体験授業の予定を決め、最後に「差し支えなければ医学部を再受験しようとした動機を教えていただけませんか?」と伺いました。
高校生の頃数学が苦手だったために当時の数学の先生に文系の道に進むよう言わて、その言葉通り文系に進んでしまった。が、やはり本当にやりたかったことをやりたいと思い、決意して受験を決めた。
ゆっくり、しかし力強くそう語ってくれました。
一旦社会に出て、自己実現のためにまた、改めて大学へ進学し、学び直す。
そう決断するにはどれだけの覚悟が必要だろうか。面談を終えて私はそんなことを考えていました。
そして少しだけ羨ましいな、と、彼女を見送りながら思いました。