かっこの計算でつまずく中学生

中1・中2は定期テストが終わり、教科書の残りを進めながら、これまでの復習も行っています。
その中で、最近目立った数学の間違いがあります。
それが「かっこの扱い」です。
例えば、こんな計算。
正しくはこうです。
後ろのかっこを外すとき、符号が変わることを忘れてしまっています。
他にも、こんな例がありました。
どうやら、と の「2」を約分してしまったようです。
文字を含む式の約分を、感覚で処理してしまっています。
正しくは、です。
さらに文章題。
家から公園まで100m歩いて、残りを分速120mで走った。
駅から公園までの道のりを x m とすると、走った時間は?
これに対して、
と書いてしまう生徒がいます。
正しくは、
です。
先に100mを引いてから、120で割る。
ここでも「かっこ」がポイントになります。
なぜ、かっこでつまずくのか
こういう計算を見るたびに、
- 分配法則をもう一度説明する
- に具体的な数値を入れて確かめる
- 図や言葉で整理し直す
など、あの手この手で確認しています。
ただ、根っこにあるのは――
おそらく 小学校でやった「かっこの計算」の抜け です。
中学の計算は、いきなり難しくなるわけではありません。
小学校の内容の上に、文字が乗るだけです。
だからこそ、土台にあいまいさがあると、一気に崩れます。
早い段階で直しておきたい理由
かっこの扱いは、この先ずっと出てきます。
- 文字式
- 方程式
- 関数
- 高校数学
どこへ行っても避けて通れません。
ここをあいまいなままにしてしまうと、「数学が苦手」という感覚がどんどん強くなってしまいます。
逆に言えば、ここを丁寧に直せば、計算はかなり安定します。
もしこのブログを読んでいる方の中に、
- 春から中学生になるお子さんがいる
- ちょうど文字式に入ったばかり
- 最近、計算ミスが増えてきた
という方がいらっしゃったら、ぜひ「かっこの扱い」に少しだけ注目してみてください。
見落としがちな小さな部分ですが、実はとても大きな分かれ道です。
基礎は地味ですが、ここをきちんと固めることが、後の伸びにつながります。
