答え合わせは「〇✕」では終わらない

答え合わせで大切なことは、自分の知識や考え方が正しかったのかを確認することです。
そして、もし間違っていたら、それを修正すること。
正解が多いに越したことはありません。
ただ、練習の段階で間違いが多かったとしても、問題ではありません。
なぜなら、これは「練習」だからです。
本番で正解できれば、それでいい。
できる生徒は、これを本能的に分かっている
成績が安定している生徒は、このことを本能的に理解しています。
ただし、この「本能」は、生まれつきの能力ではありません。
これまでの勉強の中で、少しずつ身につけてきた技能です。
答え合わせのたびに、
「何が間違っていたのかな?」
「どこで考え方がズレたのかな?」
と考える。
この積み重ねによって育った技能です。
○✕よりも、「考え方が合っていたか」を見る
だから、できる生徒は、答え合わせのときに○か✕かよりも、
- 自分の知識は正しかったか
- 考え方は合っていたか
を気にします。
そして、間違っていたら、自然に修正します。
これは努力というより、すでに習慣になっている行動です。
宿題を例にすると
例えば、学校で宿題が出され、
自己採点をして提出するように言われたとします。
できる生徒は、
- ○✕をつける
- 解説を読む
- 自分の知識や考え方を確認する
- 間違っていれば直す
ここまでを、当たり前のように行います。
特別に「がんばって」やっているわけではありません。
習慣は、意識しなくてもできる
たいていの人が、
「よし、これから気合を入れてお風呂に入るぞ」
とは思いません。
入浴は、ほぼ習慣になっているからです。
それと同じで、勉強ができる生徒にとって、
「〇✕をつけて終わりにしない」ことは、自然な行動です。
ここが、勉強を苦手とする生徒との大きな違いです。
この技能は、繰り返しでしか身につかない
答え合わせで身につくこの技能は、長い時間をかけて培われたものです。
だから、
- 一度説明したからできる
- 気をつければすぐ直る
というものではありません。
日々、繰り返しやり続けることでしか、身につきません。
塾で大切にしていること
塾では、
- 答え合わせで何が大切かを説明する
- 答え合わせまでやってきた宿題からテストを行う
- 点数が悪ければ再テストを行う
という指導をしています。
○✕をつけただけでは足りない、ということを行動で理解してもらうためです。
これを毎週、繰り返します。
やり方を見つめ直し、行動を改善できるようフォローします。
必要に応じて、塾で自習してもらうこともあります。
まとめ
こうした指導を続けていると、よく思うことがあります。
勉強ができる人は、小さいころから本当にコツコツと、当たり前のことを積み重ねてきたのだな、と。
答え合わせも、その一つです。

