あるお母さまが我が子のことを例えて「真面目なのび太君」とおっしゃっていました。
なるほど、わかりやすい表現です。
のび太君のイメージといったら、居眠りする、0点をよくとる、ママにしかられてばかり、ジャイアンにいじめられる・・・こんな感じでしょうか。
真面目なのび太君といったら「勉強は真面目に取り組むが、なかなか結果を出せない」といったところでしょうか。
「勉強をしているけれども結果を出すことができない」という生徒は、大きく2つのタイプに分けられると思っています。
1つは俗に言う「勉強のやり方が間違っている」タイプ。
このタイプは正しいやり方を指導すれば徐々に改善されていきます。
勉強のやり方が間違っている生徒は、そのやり方に固執することが多いからです。
染みついてしまっている「間違ったやり方」を修正することは簡単ではありませんが、適切なアドバイスと接し方で必ず改善します。
もう1つは「読解力が弱い」タイプです。
このタイプは教科書の説明、問題文やその解説、先生の説明の細かいことを気にすることができず、同じ勉強をしても多くの情報を無駄にしてしまって結果を出せずに苦しんでしまいます。
「ほら、やっぱり! きみは観察していないんだ。だが、見ることは見ている。その違いが、まさにぼくの言いたいことなんだ」
これは、コナン・ドイルの小説に出てくる名探偵「シャーロック・ホームズ」のセリフです(大好きなセリフ)。
見ている、読んでいる、聞いている。けれど大切な本質を落としてしまっている。
そのためこのタイプの生徒には、目の前の苦戦している問題を解決することと並行して、文章を丁寧に読むための地道な訓練をしていく必要がありますが、学習意欲を高める事と努力を続けられるようにすることで解決できます。
ところでみなさん、ドラえもんと出会ったことでのび太君はどうなったか知っていますか?
漫画ではしずかちゃんと結婚し、高層マンションに住むなかなかいい暮らしをしています。
アニメでは環境保護局(環境省?)の自然調査員に就職するという設定もあるそうです。
いい指導者は生徒の人生を変えることができる。
良き指導者となる為に誠意努力し、私も責任をもって指導していこうと思います。
(のび太君の例では少々強引ですかね^^;)