社会のテスト対策 ― 「暗記」で止まっていませんか?

社会の勉強は「暗記科目」と言われることが多いです。
確かに、その側面はあります。
しかし最近は、ただ語句を覚えるだけでは通用しなくなってきています。
愛知県では、公立高校入試がマークシート形式に変わりました。
つまり、すべて選択問題です。
語句を書かせる問題はありません。
そしてその影響もあってか、学校の定期テストも、「選択問題中心」の形式に変わってきています。
「正しいものを選べ」が難しい理由
生徒が苦戦しやすいのが、
- 次の文のうち、正しいものを選べ
- 次の文のうち、誤っているものを選べ
というタイプの問題です。
例えば、
織田信長が実施した、税の免除や座の特権廃止により商工業を活性化させようとした政策を何というか。
→ 楽市楽座
こうした「語句を答える問題」は減ってきています。
代わりに、
織田信長が実施した政策として、正しいものを1つ選べ。
という形になります。
選択肢の中には、
- 豊臣秀吉の政策
- 徳川家康の政策
- 楽市楽座の内容を少しだけ変えた文
などが並びます。
語句だけ覚えていても、内容まで理解していなければ正解できません。
また、
織田信長が実施した政策として、正しいものをすべて選べ。
こうなると、問題がさらに難しくなります。
選択問題とはいえ、適当に選んで正解することはまずありません。
難しそうに見えて、やることはシンプル
こう聞くと難しく感じるかもしれません。
ですが、やることはとてもシンプルです。
✔ 教科書をきちんと読む
✔ 内容を理解する
✔ 重要語句を説明できるようにする
これだけです。
大事な情報は本文だけでなく、教科書の欄外や資料の中に書かれていることも多い。
そこまで丁寧に目を通すことが、選択問題対策になります。
「勉強=問題を解く」という思い込み
うまくいかない原因の一つは、
勉強=問題集を解くこと
と思い込んでいることです。
もちろん問題演習は大切です。
しかし、問題を解いてその答えを覚えていくだけでは、選択問題には対応できません。
さらに、
- 教科書を学校に置きっぱなし
- 家に持ち帰らない
という生徒もいます。
これでは、勉強ができません。
「覚えたつもり」が一番危ない
教科書を読んでいると、
「なんとなくわかった気になる」
ことがあります。
しかし、小テストの結果が安定しない生徒の多くは、日常的に「覚えたつもり」になっています。
おすすめなのは、教科書を読んだあとに、重要語句を自分の言葉で説明できるか試してみること。
声に出してつぶやくだけで十分です。
「楽市楽座って何?」
と自分に問いかけて、説明できればOK。
詰まるなら、まだ理解が浅いということです。
社会は「理解した暗記」で伸びる
社会は丸暗記の科目ではありません。
✔ 何をしたのか
✔ なぜ行われたのか
✔ どんな影響があったのか
ここまで押さえてこそ、本当の暗記です。
入試が変われば、学校のテストも変わります。
そして求められる力も変わります。
やること自体は難しくありません。
教科書を丁寧に読み、理解し、説明できるようにする。
それだけです。
テスト勉強のヒントになれば嬉しいです。
