勉強がやや苦手な生徒の特徴

昨日、補習のことについて書きました。
本日もその続きということで、やや勉強が苦手な生徒がどんな風にしていくといいかということを書いてみたいと思います。

私が言う「勉強がやや苦手な生徒」というのは、「模擬テスト(愛知県の中学生でいえば、愛知全県模試)の偏差値が 50 未満」を指します。
この「勉強がやや苦手な生徒」って、

  • 言葉の意味(定義)をはっきりさせていない。
  • 基本問題は解くことができるが、基礎は身に着いていない。

という特徴があると思っています。
この2つ、実は同じことを言っています。
理科だとわかりやすいかもしれません。

「密度」は、質量[g]÷体積[㎤]で求めることができますが、じゃあ「密度とは何ですか?」と聞かれると答えられない。
つまり、「密度」という言葉の意味をわかっていない(覚えていない)けれど、公式を暗記して密度を計算することはできる。
こんな感じですね。

もう1つ、補習をやっていて多くの生徒が引っかかった問題を挙げます。

絶対値が 3 以上で 7 未満の整数は何個ありますか。

多くの生徒が 4 と答えました。
きっと、「絶対値」という言葉があいまいで、

▢▢▢が 3 以上で 7 未満の整数は何個ありますか。

という問題に見えているのだと思っています。
3 以上 7 未満の整数は、3、4、5、6 なので、わかるところだけで判断して 4 と答える。
そして、間違いを指摘してやり直しをしてもらった時の行動も共通していました。
皆、「絶対値」という言葉は調べず、答えを変えて再提出してきたのです。
正解するはずがないのに...
仮に正解したとしても全く意味が無いのに...
長年の間、こういう勉強をしてきたんでしょうね。

ちなみに、「-3 の絶対値はいくつですか?」と質問すると、「3」と答えて正解します。
「絶対値の問題は、-の符号を消して答えればOK」と覚えている生徒、結構います。
これも、「基本問題は解くことができるが、基礎は身に付いていない」の一例です。

基礎が身に付いている生徒だったら、勉強を教えればOK。
基礎が身に付いていない生徒はまず、基礎を身に付けることの大切さを説明し、習慣付けることから始める必要があります。

「わからない言葉があったら調べなさい」と伝え、ちゃんと調べているか確認し、調べていなかったら注意する。
長年の間、間違ったことをしてきているのでそこを直していかないといけません。
こういった指導って、補習だとやりやすいです。
通常授業って、これまでやったことの基礎が身に付いている前提で、新しい内容を勉強していく時間ですからね。
通常授業と補習、どちらも大切にしてやっていこうと思っています。