【連載】3月に準備するということ

入試直前の中3生たちへ

中3生たちは、来週水曜に入試を控えています。
ここまで、愛知県の入試を想定した問題集や模擬テストを繰り返し実施してきました。
もちろん過去問もやっています。

これだけ取り組んできたので、入試でよく出てくるパターンの問題は、ほぼやり尽くしていると言っていいでしょう。
それでもまだできない問題があるとすれば、それは「まだ新しいことをやっていないから」ではなく、これまでやったことが完全に身についていないからです。
だからこそ、残りの時間で大切なのは、新しい問題に手を出すことではありません。
今までにやったことの復習です。

数学や理科の化学・物理分野は、問題を解き直せばよい。
一方で、それ以外の分野は、問題を解き直すよりも、出てきた単語や用語の意味を丁寧におさらいしていくほうが効果的です。

授業では、そんな話をしています。

残りの期間、後悔の残らないように。
できることを一つずつ積み重ねていってほしいと思います。


中学の「現実」を知ることから始まる

ここから第4回の連載記事内容になります。

3月から始めることで、さまざまな準備をすることができます。

まず、知識を少しでも習得しておくことは有利になります。
しかし、それ以上に大きいのは、「中学の勉強とはどういうものか」を知っておけることです。

小学生は、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいなければ、「定期テスト」というものを具体的に知らないこともあります。

どんな勉強をするのか。
どんな宿題が出るのか。
その難易度や分量はどれくらいか。

勉強そのものの前に、こうした現実を知っておくことが大切です。


やってみることで、足りないものが見える

中学校の内容を事前にやってみることで、対策できることも見えてきます。

やってみて理解できれば、それでよし。
もしできなければ、今のうちに対策が必要だとわかります。

それが、小学校で学習した内容によるものなのか。
学習習慣によるものなのか。
多くの場合、その両方です。

中学校では、4月の前半はオリエンテーションが続き、本格的な授業が始まるのは4月後半。
そして5月中旬から下旬には、最初の定期テストがあります。

思っているよりも、準備期間は短いのです。

その間に問題に気づいても、十分な対策ができないこともあります。
だからこそ、早めに取り組んでおく意味があります。


本当に整えたいのは「学習習慣」

ここで強調しておきたいのは、「小学校で身につけるべき基礎」についてです。

基礎とは、学習内容と学習習慣の両方を指します。
どちらも大切ですが、まずは学習習慣を整えることが土台になります。

・宿題をきちんとやる
・机に向かう習慣をつける
・ノートを取る練習をする
・小テストに向けて準備する
・指示を守って問題を解く

こうした習慣が身についていれば、学習内容に多少不足があっても、長い目で見て伸びていきます。

中学で学習する内容に触れながら、「どう勉強していくのか」を知る。
その準備を、この時期にしておきたいと考えています。