「模試・実力テストに弱い」を考える

定期テストはできるけど、模試や入試の過去問が解けない。
という人、いると思います。
一般的な認識では、
- 定期テストは、授業でやったことが出てくるテスト
- 模試や入試は、実力が試されるテスト
という感じではないでしょうか。
ところで、「実力」って何でしょうか。
生まれながらにして持っている素質のことでしょうか。
一般的なことはわかりませんが、少なくとも模試や入試に関していえば、
これまで学習してきたことをどれだけ覚えているかの指標
でしかありません。
12月に中3生に模試や過去問をやってもらうと、
数学で、球の表面積や体積の公式を忘れている。
理科で、気体の性質、消化酵素や内臓の構造を忘れている。
社会で、公民に比べて歴史の正答率が低い。
という、中1・2でやったところができないということが毎年起きます。
中2のとき、消化酵素を定期テストのために必死に覚えたはずです。
そのときにこの分野の問題を解いていれば、もっとできていたでしょう。
「模試や入試の問題が解けない」の正体はこんなものです。
今、中1・2生は、補習で英語と数学を最初からおさらいしています。
中1が夏休みに受ける模試をやってもらうと、教科書の内容がたくさん出題されていることがよくわかります。
テスト範囲が狭く、どの問題がどこに載っているか探しやすいため、本当によくわかります。
普通の中学生にとって、その分野の内容を最も覚えて理解している時期というのは、定期テストの直前です。
そのときの力を取り戻せば、模試や入試の過去問も、解ける問題がかなり増えます。
「取り戻す」という感覚で復習するとハードルが下がっていいんじゃないかと思います。
一方で、定期テストのときに解けなかった問題は、模試でも過去問でも解けません。
誰もがその時の力を取り戻せばOKというわけではないので、必要な人はさらに復習しなければなりません。
基本的な計算はできるけれど、それ以上のことはできないまま方程式を終えて次へ。
基本的な計算はできるけれど、それ以上のことはできないまま比例・反比例を終えて次へ。
基本的な計算はできるけれど、それ以上のことはできないまま連立方程式を終えて次へ。
基本的な計算はできるけれど、それ以上のことはできないまま一次関数を終えて次へ。
数学を例にして書きましたが、こんな感じの勉強をしていた人は、さかのぼって復習しましょう。
過去の自分ができなかったことをできるようにするということは、「実力を高める」と言えるかもしれません。
ただこれ、生まれながらにして持っている素質に頼るわけではないですからね。
単に、教科書に書いてある基礎的なことを身につけましょうということに過ぎません。
いろいろと書いてきましたが、結局のところ私が言いたいことは、
土曜に補習やるからがんばりましょう!!
補習で過去のおさらいをしましょう!!
ってことですね。
