点数を上げるための本当の振り返り

学年末テストが終わり、生徒たちに振り返りを書いてもらいました。
まずは細かいことを言わず、自由に。
すると、内容は大きく2つに分かれました。


① テスト勉強でやれなかったこと

・学校でもらったプリントを1周しかやれなかった
・ワークを1周しかできなかった
・漢字の勉強を十分にやれなかった
・教科書を頭に入れるまで読み込めなかった
・古文の意味をあいまいなままにしていた


② テスト本番でできなかったこと

・時間配分がうまくできなかった
・問題を丁寧に読まなかった
・三単現の s をつけ忘れた、過去形にし忘れた
・「本文の中から書き出せ」の指示を守らなかった
・応用問題ができなかった
・【理科】計算問題ができなかった
・【社会】年代順に並び替える問題ができなかった


ここまで書けること自体は、とても大切な第一歩です。
ただし、ここで終わりにはしません。

振り返りは、「書くこと」が目的ではありません。
「次の行動を変えること」が目的です。

そのために、書いてもらった内容を一つずつ掘り下げていきます。


例えば、

「ワークを1周しかできなかった」

と書いてあれば、

・どうして1周で止まったのか
・1周で理解できたと思っていたのか
・それとも時間が足りなかったのか
・時間が足りなかったのは、なぜか

というように、もう一段具体的にしていきます。

「時間配分がうまくできなかった」なら、

・どの問題に時間を使いすぎたのか
・最初に全体を見ていたのか
・見直す時間は残っていたのか

と、状況を整理していきます。
あいまいな反省では、改善は生まれません。
「なんとなくダメだった」ではなく、「どこで、何が、どうズレたのか」まで言葉にする。

そこまで整理できて、初めて対策が見えてきます。


原因が見えてきたら、次は改善策です。
もちろん、必要なところではこちらから具体的なアドバイスもします。
ただ、一方的に方法を決めるのではなく、話し合いながら、その生徒にとって現実的で続けられる形を探していきます。

高すぎる目標は続きません。
低すぎても意味がありません。

その子にとっての「ちょうどいい改善策」を見つけ、まずはやってみる。

うまくいけば続ける。
うまくいかなければ、少し修正する。

この繰り返しが、点数を上げる力になります。


テストの点数は結果です。

ですが、結果を変えるためには、過程を具体的に見直す必要があります。

振り返りを「書いて終わり」にしないこと。
改善につながるところまで掘り下げること。

その積み重ねが、次のテストの結果を変えていきます。

テストは終わりましたが、
本当の意味での振り返りは、ここからです。