【新中1春期講習】数学の規則の重要性

今日は中1数学についての話をします。

中1数学で最初にやることは、正の数・負の数の計算です。

 

新中1を見ていると、

(+1)+(-3)

(+2)-(-1)

といった計算で結構つまずいています。

 

「+(-3)」というのは、言葉にすれば「マイナス3をたす」ということです。

「マイナス3をたす」ということは、「プラス3をひく」ということと同じなので、

 

(+1)+(-3)=1-3=-2

 

となります。

符号のルールはそう難しくはありません。

かっこの前にある符号とかっこの中の符号が異なる符号だったら、かっこを外すときに-をつける。

(+1)+(-3)=1-3=-2

(+1)-(+3)=1-3=-2

こんなふうです。

かっこの前にある符号とかっこの中の符号が同じ符号だったら、かっこを外すときに+をつける。

(+1)+(+3)=1+3=4

(+1)-(-3)=1+3=4

 

そう難しいことではありませんが、ここでつまずく生徒がいます。

一方で、すぐに理解して次に行ける生徒もいます。

差が極端ですね。

 

春期講習では新中2、新中3も予習形式で授業をしています。

みんな新しい分野を勉強しているわけですが、できる生徒・できない生徒の差が一番大きいのが新中1な気がします。

そういう意味では、新中1の数学の授業が最も難しいですね。

 

正の数・負の数のたし算ひき算でつまずいている生徒を見ていると、計算の規則を理解できないというより、気にせず直感で問題を解いているような気がします。

考えて、規則通りに計算するということに慣れていない。

規則がわからないというより、規則の大切さをわかっていない。

そんな印象を受けます。

 

計算の規則は教えていきますが、それだけでは規則が大切であるということをわかってもらえません。

ちょっと目を離して自分で問題を解いてもらうと、すぐに適当な計算をやってしまいます。

規則をないがしろにしていると、いつまでたっても、何度やってもクリアできないということを体験してもらうわなければなりません。

だから安易に答えは教えません。

 

「途中計算を書いてきたらどこがおかしいか、ヒントをあげるよ。」

 

百歩譲ってこれですね。

何も書いてこない人には何も教えません。

教わる姿勢が整っていないわけですから。

 

こうやって途中式を書かせてみると、間違いを繰り返す生徒がいかに適当にやっているかわかるわけです^^;

次のような式を書いている生徒もいました。

 3+4-5+6

=3+4

=7

=ー5+6

=1

=7+1

=8

なかなかの衝撃的な式でした。

7と1と8が等しいと言っている式になっています。

「=」の意味をわかっていないんでしょうね。

 

こういったことに対応しながら中1数学を教えています。

一方で、速い生徒はかけ算わり算も一通り終え、間もなく正の数・負の数を一通り終えるところまできています。

第一回中間テストの結果を期待してしまいます。

 

最も、中学校は今日が入学式。

勉強はこれからなわけです。

今できないことは問題ではありません。

それを放置しておくことが問題なわけです。

ここからしっかり勉強していってもらおうと思います。

結構大変なのでがんばってほしいですけどね。

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