できそうな範囲で結果を強いる

塾ではこんなことをやっています

中学生の授業でやっていることですが・・・

授業である程度時間をとって問題を解かせる。

同じ問題を宿題としてやってこさせる。

授業でその宿題をテストする。

全く同じ問題です。

9割以上正解したら合格。

不合格だったら居残り or 翌日呼び出しでテスト。

 

全く同じ問題でテストする。

これだとできない言い訳ができないです。

極端な話、答え丸暗記でも合格はできちゃいますから。

丸暗記するには問題数が多いので実質的に無理なのですが・・・

そして「家でしっかり勉強してこればできる」って生徒自身が思ってくれるんですよね。

だからみんな一生懸命やってくれる。

到底届かない目標だとがんばれませんからね。人って。

難易度的にちょうどいいんじゃないかと思っています。

 

そして結果にこだわるようになります。

「やって終わりではなく、できるようにならないといけない」と。

何せできなければやり直しさせられますからね。テストを。

 

結果を出すことを強いられると

子どもなりにいろいろ考えるようになります。

ただやるだけでは駄目だ。

できるようにならないといけない。

そのためにはどうすればいいか。

間違えないようにするにはどうしたらいいか。

 

「途中式をしっかり書いたほうがいいんじゃないか。」

「筆算を丁寧に書いたほうがいいんじゃないか。」

 

ふとそう気が付くときがあります。

すると、今まで細かく言われていたことがつながり、腑に落ちる。

 

「先生の言うとおりにやってみるか。」

 

となってくれるわけです。

(実際にはそうホイホイうまくいきませんけどね^^;)

 

結局のところ、自分でやってみて納得しない限り言われたことを守るってできないのではないかと思います。

(これは子どもに限らず大人にも言えることだと思いますが)

 

細かいことを言って聞かせるより、とりあえずやらせてわからせることの方が効果はあります。

だから思うのです。

口うるさいことを言って子どもとけんかするくらいなら、何も言わずにとりあえずやらせておけばいいんじゃないかと。

結果を出さないといけない状況になれば自然と悟るので。

ちょっと気の長い仕事になるんですけどね。

 

これ、「やれば何とかできそうだな」という範囲でやらないと駄目です。

あまり要求を高くし過ぎるとやっても無駄だと思うようになり、できない理由探しばかりに一生懸命になるので。

教材のレベルを間違えないように。

それだけは注意です。

 

このシリーズの記事

1.算数の勉強は「たくさん解く」が基本

2.算数の勉強の準備

3.教材を進める

4.できそうな範囲で結果を強いる ←今ここ

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