テスト勉強の反省(一生懸命やったからわかったこと)

先週いっぱいでA君のテストが全て終わりました。

まだ答案は返ってきていないので復習はできません。

今日は、テストに対する勉強の取り組みを振り返ってみました。

以下、A君の反省です。

 

1.できなかった問題はそう簡単にできるようにならない。場合によっては4・5回繰り返す必要がある。

「これまで2回解いたりしたことはあったんですが、あれって全然足りなかったんですね」

「しっかり勉強しているからいつもの3倍くらい時間がかかっている」

A君はこうも言っていました。

反復練習が大切だということは誰もが認めるところだと思います。

A君として、今までになく本気で勉強をやった言葉は、「反復練習が大切」というありきたりの、言葉だけの理解ではなく実感がこもった心の声だったことが私が嬉しかったことです。

 

2.基本をしっかり身に着けたおかげで今までわからなかった課題が見えるようになった。

今回、数学は数Ⅲの微分がメインでした。

微分だけなら公式は複雑ですが、公式の数としては多くありません。ただ、あるレベルを超えるとそうはいかなくなります。

これまでに学習した、三角関数、指数関数、対数関数 といった、数Ⅱで学習した内容を使わないと解けない問題が出てくるのです。

A君は積の微分、商の微分、合成関数の微分と微分の計算はかなりできるようになり、これらができるようになったから、次のレベルの問題にたくさん取り組むことができるようになりました。

一歩次の段階へステップアップしたからこそ、新しい課題に気づくことができました。

 

3.1週間前でやれることはやった。これを2・3週間前からやっていれば結果が違っただけに悔しい。

A君がこざかい学習塾に来たのがちょうどテストの1週間前からでした。

それからの頑張りは素晴らしいものでした。本気でやったからこその反省です。

テスト勉強はなるべく早くから始める。勉強は毎日コツコツやったほうがいい。

でもこれ、本気になってやった経験が無いと本当の意味ではわからないんです。

解ってくれたA君がいて、これも嬉しい限りです。

多くの生徒は、「今回はちょっとサボっちゃったけど、本気でやれば1週間でできる。」

適度にサボってこういう逃げ道を作っちゃうものですから。

自分の限界と向き合うのは勇気のいることです。向き合うことで初めてその限界を超えることができるようになります。

自分の限界と向き合うことのできた経験は、これからの勉強においてかけがえのない財産になるでしょう。

 

限られた時間の中で本当に頑張ってくれたと思います。頑張ったからこそ、次の課題がいろいろと見えてきました。

この課題を1つずつクリアしていけるよう、A君と一緒に頑張っていきたいと思います。