1.例題解説→演習が基本スタイル

授業は教科書に準拠した塾用のテキストを使用し、先取り形式で進みます。

 

まず初めに講師が新しい単元の基礎事項の説明、例題解説を行います。

解説はホワイトボードを用いて行います。

いわゆる、集団授業のスタイルです。

解説終了後、生徒に何問か問題を解いてもらいます。

問題を解いてもらう際は、例題と同じように途中式を書くように指示をします。

適切に途中式を書けていれば、問題の解き方を正しく理解していると判断できます。

そこで、例題で途中式を2つ書いている場合は同じように、答え以外に途中式を2つ書くように指示をして書かせることで、正しく理解しているかを確認します。

 

問題を解き終わったら、講師が生徒を当ててどう解いたかを聞いていきます。

生徒には答えを言ってもらうというより、途中式を答えてもらいます。

途中式さえ合っていれば、あとは計算ミスのない限り正しい答えを導くことができます。

現段階では計算ミスは重視せず、やり方が正しいかどうかを重視します。

例え答えが間違っていても、途中式が正しければ OK とすることが多いです。

 

全員が解き終えるのを待っていると、最初に解き終わった人がヒマをしてしまうことがあります。

そのため、全体の様子を見ていて、大多数の生徒が問題を解き終えたら解説を始めることが多いです。

問題を解き終えていない生徒には、

 

「できていなくてもいい。顔上げてこっち見て、一緒に考えていこう。」

 

と言って普通に当て、解き終えた生徒と同じように途中式のみ答えてもらいます。

問題の答えは計算をやり終えないと答えられませんが、途中式なら当てられてからその場で前を見ながら答えることが容易です。

 

はじめのうちは、一度に解いてもらう問題を2~3問と少な目にしています。

演習→解説のサイクルを細かくした方が、どこかでつまってわからなくなってしまった時の対処が容易だからです。

勉強に慣れてきたら、一度に解いてもらう問題を増やして授業をスピィーディーに進めていきます。

 

1学期の内容は春期講習から、2学期の内容は夏期講習から、3学期の内容は冬期講習から指導を開始し、定期テスト前に十分な演習時間を確保できるようなカリキュラムにしています。

 

 

2.小テスト・宿題

授業で解いた問題の中から5問を抜粋したものを、次回の授業で小テストします。

この小テストは、授業で解いた問題と全く同じ問題です。

数字も変えません。(答えを丸暗記してきても正解できます。)

ちゃんと勉強してこれば必ず正解できます。

できないことのいいわけがしにくくなるので、小テストは授業で解いた問題と全く同じものにしています。

 

小テストの点数が悪かった生徒には、授業以外の日に塾に来てもらって補習と再テストを実施しています。

1時間くらいの補習をすることで、できるようになることが多いです。

補習は、小テストの結果が悪かった時に実施をしていますが、

 

「今日の授業で解いた問題は難しかった。次の小テストはたぶんできないと思うので、塾で勉強したい。」

 

という人には、小テスト前に補習を実施することもあります。

 

宿題は1回の授業につき、テキストの1~2ページ分になります。

授業で解いた問題の類題です。

答え合わせまでやってきてもらいます。

私は宿題より授業でやったことの復習と小テストを重視しています。

そのため、宿題はそう多くありません。

 

 

3.問題演習と単元別テスト

定期テストまでの範囲のテキスト解説を終えたら、テキストの問題を順に復習しながら単元別テストを実施していきます。

単元別テストの実施方法は英語とほぼ同じで、テキストの復習を終えた人から個別に、それぞれの生徒のタイミングで実施していきます。

 

「時間がかかってもいいから、テキストの問題の解き方を一通りマスターしてから単元別テストを受けてね。」

 

と声をかけ、わからない問題があれば質問に答えるなどして、単元別テストを実施する前にしっかりと復習させるよう心がけています。

復習に時間のかかる生徒は授業外で補習対応もしています。

 

勉強の苦手な生徒、勉強しているのにテストの点が伸びないという生徒は、宿題・課題を期限までに終わらせることは意識していても、結果を意識して勉強ができていない傾向にあります。

この点を改善するため、単元別テストを一斉にやらせるのではなく、生徒それぞれのペースで実施するようにしています。

 

4.テスト対策

これまでやってきたことに加え、学校のワークの反復練習も行います。

事前にコピーを取らせてもらい、それをなども演習します。

その他、学校から問題プリントを配布されている場合はこれの指導を行うこともあります。

 

学校のワークが終われば塾のテキストを使って演習してもらいます。

テキストの中から、よく出題される重要な問題を特に重点的に演習してもらいます。

希望する生徒にはプリントも用意し、どんどん勉強してもらいます。

 

 

5.受験対策

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まとめ

当塾では以下のような数学指導を行います。

  1. 教科書に準拠したテキストを用いて授業を行います。
  2. 基礎事項の説明、例題解説、演習の順に授業を行います。
  3. 先取りで授業を行い、テスト前に十分な演習時間を確保します。
  4. 小テストと単元別テストを行い、必要な生徒に補習を実施します。
  5. テスト前には学校のワークの反復練習を行います。
  6. 希望する生徒にはプリントを用意してテスト対策演習を行います。